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24期・故小田弘純先輩を偲ぶ

2013/05/07

5月6日(月・祝)姫路市網干へ西條監督、学生幹部と共に墓参りに出向きました。
我々、報徳学園ラグビー部に携わる人間として忘れてはいけない事実があります。
もう30数年も前の話になります…
 
≪以下、報徳学園ラグビー部50年史・魂のラグビーより抜粋≫
 
大きな体に愛くるしい眼で部員達の人気者だった小田…
直前の東浜臨海学校の相撲大会では見事優勝。
同期から手洗い祝福を受けて帰校した直後のことでした。
 
その日の練習を終え、みんなが一息ついた時、
グランドで1年の小田弘純君が崩れるように倒れこんだ。
そのまま病院へ搬送されたが、
看護のかいなく急性心不全で翌朝にこの世を去った。
体格が良く、将来を嘱望されていた部員のあまりにも突然な死。
前田監督はじめ部員一同は悲しみに暮れ、喪に服す日々が続いた。
なかでも前田監督の落ち込みようは激しく、責任を強く感じ、
せめてもの償いとして、廃部ともって霊前に日参した。
御両親は前田監督のいたたまれない心中を察し、
寛大なお心遣いで部の存続を望まれ、最悪の事態を回避した。
ただ中途半端な志でチームを存続させることは故人に対して申し開きができない。
この悲しき出来事を風化させることのないよう、故人のポジション『3』を欠番とされ、
右プロップの背番号を『16』と定め故人の魂と共に歴戦を戦い抜いたのである。
現在、平成3年より右プロップの背番号は『3』に戻っている。
これは故人の十七回忌法要を終え、
ご両親のお心遣いもあり、喪が明けたことを意味している。
 
 今回、貴重なお時間をいただけた事に非常に感謝しております。
ラグビーはコンタクトスポーツである以上、
怪我はもちろん命を落とす可能性もあるということ。
だから一生懸命に身体を鍛え、ルールを守り、
共に戦った仲間を、そして相手を尊敬するということ。
報徳学園ラグビー部の長い長い歴史に刻み込まれた魂を
実際に肌で感じることができた瞬間でした。
  
学生幹部達も大きな影響を受けた1日になったようです。
これから1日1日の過ごし方が非常に大切な時だからこそ
大きな大きなものを感じたように思います。
好きなラグビーを精一杯できる喜び、大きな強敵に立ち向かう勇気…
 
改めて故人・小田弘純先輩のご冥福をお祈りしたいと思います。
きっとどこかで報徳学園ラグビー部を優しく見守ってくださっていることでしょう。
合掌。